アクリルガラスと通常の普通のガラスって何がどう違うの?分かりやすく解説いたします
ガラスの中でも「軽くて丈夫」であることから、身近な所に多々使われているアクリルガラス。身近ではあるものの、実はアクリルガラスについてあまりよく分かっていないという方も多いかと思いますので、特徴や普通のガラスとの違いについてまとめてみました。
もくじ
アクリルガラスはアクリル樹脂でできており割れにくい特徴をもっている
一般的なガラスは「フロードガラス」と呼ばれるもので、液体の二酸化ケイ素です。一方、アクリルガラスとはアクリル樹脂でできたガラスです。以下で特徴を詳しくみていきましょう。
透明度はガラスと同等なのでガラスの代わりになる
アクリルガラスの透明度はガラスと同等なので、反対側を見ることも可能です。
このような特徴から、ガラスの代わりとして用いられることが増えています。
ガラスには割れやすいといったデメリットがありますが、反対側を見たいのであればガラスを設置するしかありませんでした。
しかし、アクリルガラスの登場により、割れやすい通常のガラスよりもアクリルガラスが用いられることが増えました。イベントや催事場でガラスが飛散したら一大事ですが、アクリルガラスであればその心配はありません。
アクリルガラスは熱や傷に弱いという弱点をもっている
一方で、アクリルガラスは熱や傷に弱い点も特徴です。
ガラスは壊れやすい一方で、熱や温度変化には強いです。そのため、家屋に用いられることも多いのですが、アクリルガラスはそれらには弱いので、雨風が当たる屋外で用いることは現実的に難しいです。
値段という点でも通常のガラスの方が安い傾向にある
値段においても通常のガラスよりもアクリルガラスの方が高い傾向にあります。
通常のガラスの方が重厚感があるので高いイメージを持っている方も多いようですが、実際には性能が良い分アクリルガラスの方が高めです。
アクリルガラスのメリットは通常のガラスよりも割れにくく軽くて加工しやすい点
アクリルガラスにはいくつかのメリットがありますが、大きく分類すると割れにくい点、軽い点、そして加工しやすい点が挙げられます。
割れにくいからこそ安全面でメリットがある
先にも少し触れたように、アクリルガラスは割れにくい点が特徴です。
通常のガラスは、割れやすいので日常生活の中でも割れてしまうリスクがあります。震災だけではなく、例えばお子様が転んでガラスに体をぶつけてしまったり、食器を落としたら床に跳ねてガラスに直撃したり…。このような時にガラスは割れてしまいますし、飛散したガラスの破片が危険です。
しかし、アクリルガラスは割れにくいので、日常生活の中での安心感が違います。特に小さなお子様がいる家庭の場合、通常のガラスでは常にリスクと隣り合わせになってしまいますが、アクリルガラスであれば安心です。
アクリルガラスは軽量だからこそインテリアにも幅が出る
アクリルガラスは通常のガラスよりも軽量です。
通常のガラスは重量感がありますので、高い所に置くといざという時に先に挙げたような飛散リスクもありますし、重量があるのでガラスを活用する場合にはそれなりの重量物で支えなければなりません。
一方のアクリルガラスは軽量なので、高い所にも問題なく置けますし、周囲のインテリアに気を使うこともありませんので、インテリアにも幅が出ます。
特に昨今は地震のことも考慮しなければなりませんので、重い物はなるべく下の方にしたり、そもそも用いない方が良かったりするのですが、アクリルガラスであれば軽いので心配無用です。
加工しやすい点もアクリルガラスのメリット
通常のガラスを加工する場合、それなりの工具や技術が求められます。そのため、職人以外が気軽に加工できるものではありませんが、アクリルガラスの場合、比較的加工が簡単です。
通常のガラスではできない加工も、アクリルガラスであれば可能なのでインテリアの選択肢も増えます。ホームセンターで販売されている工具でも十分な加工が可能ですし、アイディア次第で独創的なものを作ることも可能です。
通常のガラスではできないことができるという点では、DIY趣味の人にとってもアクリルガラスは様々な応用ができる楽しい資材といえるでしょう。
【まとめ】アクリルガラスの特徴を把握して有効活用しよう
以上のように、アクリルガラスには通常のガラスにはないメリットがあります。これらを把握した上で、アクリルガラスを上手く活用してみてはいかがでしょうか。