窓ガラスが割れた時には焦らず、まずやらなくてはいけない手順を一挙にご紹介

窓ガラスは、雨風をしのぐのはもちろん不審者の侵入を防ぐためにも必要不可欠です。
今の住宅の窓ガラスは強化ガラスが使われていますから、ちょっとのことで割れることもありませんし、実際に窓ガラスが割れた経験があるという方も少ないでしょう。

窓ガラスが割れたとき、修繕する手順を覚えておけばいざというときにすぐ対処できます。
ここでは窓ガラスが割れたときの手順をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

窓ガラスが割れたらすぐに業者へ連絡を
- 割れた窓ガラスをその場で修理をしてくれる業者を選ぶ
修理業者が来るまでにやるべきこと
自分だけで処理しようとしないこと

窓ガラスが割れたらすぐに業者へ連絡を

窓ガラスが割れたら、まずはタウンページやネットで検索をして、近くのガラス修理屋さんを探します。本来であれば、住宅修繕にかかる費用は見積もりを取るのが一般的ですが、窓ガラスの修理に関しては、費用よりもスピードが大事。迅速に対応してくれる業者を探しましょう。

割れた窓ガラスをその場で修理をしてくれる業者を選ぶ

ガラスの修理方法は、割れたガラス窓をサッシごと持ち帰って修理して、修理が終わったら取り付けをする方法と、その場でガラスを交換してくれる方法の2種類があります。
どちらの修理が良いかは割れた状態によって違いますが、時間帯によっては持ち帰り修理だと後日取り付けになるかもしれません。
ですので、基本的にはその場で修理をしてくれる業者さんがおすすめです。

修理業者が来るまでにやるべきこと

修理業者に電話したら、やるべき5つのステップを紹介します。

怪我をしないよう身支度をする

窓ガラスが割れたら危ないので、すぐに片付けようとしてしまいますが、飛び散っているガラスを片付けるのはとても危険です。
もっとも危ないのは足元ですから、まずは靴下を履いて、できるだけ底が厚いスリッパを履きましょう。もし、汚れていないスニーカーなど靴があれば、そちらを履くようにしてください。
長袖と長ズボンで肌が露出しないようにして、軍手は2重にしておくとより安心です。

大きなガラス片を片付ける

割れたガラスはやみくもに拾うと、逆に片付けムラが出来てしまうので、まずは大きいガラス片から片付けましょう。
拾ったガラス同士を当たったりすると、さらに細かく散らばってしまうため、面倒でも１つ拾ったら新聞紙や紙袋に包んでください。
大きいガラス片は紙を突き破ってしまうこともあるので、包んだらダンボールやプラスチックの箱などに入れていきます。

粉状のガラスはガムテープやローラーでしっかり拾う

大きいガラス片を片付け終わったら、次は細かいガラス片を片付けます。
細かいガラスで、ある程度大きさのものはほうきとちりとりを使って集め、新聞紙などの上に乗せてください。
粉状になったガラスは、ガムテープや粘着ローラーを使ってしっかり拾っていきます。

粉状のガラスは一方向からでは確認できないこともあるので、懐中電灯など光を当てていろいろな角度からチェックするのがポイントです。
フローリングの場合、レジメの部分にはまってしまっているガラスもあるので、爪ようじなどで溝を掃除しながらきちんと確認しましょう。
ちなみに、掃除機を使うという方法もありますが、機種によってはガラスの掃除はNGのものもあるので、使用説明書を見てから使うようにしてください。

窓ガラス自体の応急処置

窓ガラスが大きく割れていて、鋭利な切れ端が残っている状態の場合は、落ちそうなガラスを割り落とさなくてはいけません。
もろく割れそうになっているガラスの部分を、ハンマーやトンカチを使って割っていきます。この時、力を入れすぎると自分に飛び散ってくるかもしれないので、細かく叩いて割り落としてください。綺麗に落としたら、面倒でももう一度最初と同じ手順で掃除をしましょう。

窓ガラスを塞ぐ

最後は、ダンボールやブルーシートを当てて窓ガラスを塞ぎます。
いくら割り落としても、何かの拍子で細かいガラスが割れたり、散らばってしまうことがあります。
ダンボールなどで割れている部分をすべてカバーし、ガムテープで貼り付けておけば二次被害の心配はありません。

自分だけで処理しようとしないこと

窓ガラスが割れた時の手順を一挙にご紹介しましたが、窓ガラスというのは安いものではないので、片付けて状態を見てからガラス修理業者に連絡するという方が多いそうです。
ですがすべてを自分だけで処理をしようとすると、大怪我をする可能性もあります。
ある程度の処理は必要ですが、怪我をしてしまったら大変なので、最終処理は必ず修理業者に連絡をしてやってもらいましょう。